1954(昭和29年)※日付は封切日
かくて夢あり 6/27(日活再開第一作)
監督:千葉泰樹 脚本:猪俣勝人・小森静男
出演:小林桂樹・宮城野由美子
*雑誌資料には出演とありますが、確かではありません。
黒い潮 8/31
監督:山村聡 脚本:菊島隆三
出演:山村聡・津島恵子
*ご本人も認めてらっしゃる第1回出演作
愛と死の谷間 9/21
監督:五所平之助 脚本:椎名麟三
出演:芥川比呂志・津島恵子
*泥だらけの青春 9/21
監督:管井一郎 脚本:新藤兼人
出演:三国連太郎・音羽信子
*殴りたおされた三国さんのスタンドインとして、
泥の中でうつぶせ状態の役
*地獄の剣豪 平手造酒 10/19
監督:滝沢英輔 脚本:菊島隆三
出演:辰巳柳太郎・山田五十鈴
*からたちの花 10/26
監督:佐伯清 脚本:八住利雄
出演:山村聡・山田五十鈴
*人力車夫の役
女人の館 11/23
監督:春原政久 脚本:井手俊郎
出演:三国連太郎・北原三枝
女子寮に忍び込み、パンツを盗んで三国連太郎さんにつかまり、なぐられる役。
三国さんには、本気で殴られた(錠さん談)。
1955(昭和30年)
スラバヤ殿下 1/23
監督:佐藤武 脚本:柳沢類寿
出演:森繁久弥・丹下きよ子
*労使交渉をする組合員の一人
警察日記 2/3 (一般的にはデビュー作とされる)
監督:久松静児 脚本:井手俊郎
出演:森繁久弥・三国連太郎
日活最初のヒット作で、磐梯山の麓の小さな町の警察署を舞台に人間の
美と醜が奏でる愛情の物語。
役名:藪田巡査
錠さんは撮影中に抜け出して麻雀をしていて、監督や他の出演者を待
たせて大目玉を食らった。
銀座の女 4/1
監督:吉村公三郎 脚本:新藤兼人・高橋二三
出演:轟夕起子・乙羽信子
銀座のほど近い料亭に住む芸者を主人公に、銀座の風俗と青春の生態を
ユーモアとペーソスで描く喜劇。
役名:高梨一彦 代議士の一人息子という苦労知らずのお坊ちゃん。
おふくろ 4/10
監督:久松静児 脚本:井手俊郎
出演:望月優子・木村功・左幸子
舞台劇の映画化で、当時の日活としては好んで採り上げた文芸作品の一つ。
その異色な題材が注目された。
役名:浦原茂一 学生役
女中っ子 6/26
監督:田坂具隆 脚本:田坂具隆・須崎勝弥
出演:左幸子・佐野周二
秋田の雪国から出てきた初という女中志願の少女を中心に、人間の善意と
愛情をうたいあげた珠玉編。
役名:若月 アルバイトの家庭教師役
青空の仲間 8/2
監督:堀池清 脚本:品田喜一
出演:三橋達也・伊藤雄之助
NHK連続放送劇の映画化で、食堂の看板娘をめぐって三人の若者が巻き起
こす笑いとペーソスの青春喜劇。
役名:鈴木英一 タクシーの運転手
月夜の傘 8/21
監督:久松静児 脚本:井手俊郎
出演:田中絹代・宇野重吉
東京郊外の住宅地、中学教師の小谷一家を中心に、親と子の問題・愛情を
描いた心あたたまる文芸作品。
役名:川崎 豊 学生役
沙羅の花の峠 10/12
監督:山村聡 脚本:山村聡
出演:南田洋子・芦川いづみ
三好十郎の原作をもとに、山村聡が無医村の実態を描こうとしたもので、
日本の社会問題を提出した。
役名:
野口三郎 学生役
錠さんはこの作品で、一時的なノイローゼに陥った。
顔役(ボス) 12/27
監督:古川卓巳 脚本:白石五郎・古川卓巳
出演:三橋達也・南田洋子
国際麻薬密輸団の内幕を描いたもので、錠さんは特異なマスクを買われ、
アクション映画に初出演した。
役名:
能勢 キャバレーの支配人
*印は、「京都電影電視公司」の市村さんからの情報により追加しました。