モロさんの与太ばなし

 ■米国ホテルでの一夜
 モロさんの知り合いだった出版関係者がアメリカ(米国)出張でのこと。
 
シカゴのホテルの部屋について案内書に電話をすればマッサージが来るとあったので、
スキ者の氏は早速一時間後に来るようにフロントに頼んだ。
 
氏はシカゴという土地柄、金髪でナイスバディの美女が現れるものと期待に胸を弾ませた。
やがてかろやかなノック。
ドアを開けると、そこには見事な金髪の肉感的な女性が立っていた。
おもむろに部屋に迎え入れた氏の頭の中は大騒ぎの大パーティ状態。
花火は上がるは、大所帯のマーチングバンドが♪ブンバブンバ、デンツクデン…
胸の鼓動を気どられぬように静かに「プリーズ」と迎えいれた。
 
彼女は品のいい濃紺のスーツに真っ白な雪のようなブラウスが見事に映えた、右手にはアタッシェ・ケースのようなバッグを提げていた。この中に俺を愉しませてくれる道具が入っているんだと想像すると氏の股間もはち切れんばかり。
 
氏はベッドの上にあぐらをかき、水玉模様の柄のパンツで「ヘイ、カモーン、べイビー、プリーズ、カモーン…」
 
7秒後に彼女は何やら叫びながら慌てて部屋を出て行った。
氏は「ヘイ、カモーン、リターン・プリーズ…」と叫んだ。
 
後に分かったのは、マッサージではなく「メッセージ」の間違い。
案内書には"message(メッセージ)" とあり 決して "massage(マッサージ)ではなかった。
 
ちなみに、私個人(管理人)も似たような経験がある。
会社員から独立して事務所の開設案内を作った時、冒頭文章のmessageがmassageとして印刷されたままで気づいたのは全て送った後だった。自分の原稿チェック・ミスも反省した。
 

HOTEL

 ■W・チャーチルは叫ぶ!
 モロさんが言うには有名なエピソードだそうです。
 
第2次世界大戦中に英米連合のさなか、
ウインストン・チャーチルと当時の米大統領ルーズベルトがゴルフをしていた。
ラウンドを終えて、チャーチルはシャワー室でスッポンポンで
<ぶらぶら>している時にルーズベルトが入ってきて驚いた。その時のセリフ、
「我が大英帝国には、かくすべきものがなにもないっ」
 

GOLF

 
■ペット持ち込み禁止
ある酒場の女が店へ可愛いペ小犬を連れてきた。
お客が「ダメじゃないか、店の中へ白ブタを連れて来ちゃあ!!」
「まあ、失礼ね、これはペギニーズというペット犬だよ!!」
するってえとその客はピシリッと決めた。
「バアカ、俺はその犬に言ってんだ」
このハナシは残さなければならない。(※アニイの弁)
 
 

 

 ■タクシーの中で
 タクシーに乗った諸さん。
「運転手さん、景気はどう?」
よくあるタクシーの中の雰囲気、天気を訊ねるような定番的あいさつ。
「ええ、夜間はねえ。女子中学生ですよ」
「なんですかそりゃあ」
「もう毛がある(儲けがある)」。
無事故を祈る。
<モロさんらしいシモネタ>


■魂の美しき根源
大きな墓地の昼下がり。
ある立派なお墓の前で着物姿の美女がお線香も用意せずに一生懸命拝んでいる。
しかも下半身、着物を半分まくって、つまり女性の最も神秘的な丘そのものを
墓石に向かってさあ見てくれろといわんばかりに向けている。
一体なにをしているんだろうお線香もたかずに下半身丸出しで、
おかしなことをするなと思い思わずたずねてみた。
 
「はい、何を隠しましょう、実はこの仏には生前、口では言い表せないくらいの大変なお世話になったのです。ですから”おせんこう”くらいではとても足りない。
”おせんこう”の十倍のもので仏に向かっているのでございます」
 
立派じゃないですか、人間の魂の美しき根源を見たようです。
諸さんはこの話しをNHKの控室で、故藤村有弘さん(バンサ)に聞いたと…。

 

画像はイメージです


■イタリア娘と酒場で
勝新太郎さんと京都のホテルのバーでイタリア女性と飲んだ時の話。
イタリア語で乾杯のことを「チンチィン」という。彼女らと「チンチィン、チンチィン」とグラスを空ける。
興がのってきたところで勝さんが意味ありげにニヤリとする。そのあたりは心得ている。
彼女らに向かって「日本ではね、目上の尊敬すべき人と乾杯する時は、チンチィンの上に『お』をつけなくてはならない。でも、今すぐにしては失礼にあたる」とか言いつつ、その場は終了。
その後、彼女たちの旅先での乾杯は丁寧に「お」をつけているに違いない。