このサイトについて

私が知る元気だったころのモロさん、ある時期のみに限られた内容です。ご承知ください。
 
 何故、このページを始めたのか、ある時期の諸口さんのファンでした。全部を知るわけではありません。私が思う「モロさん」が一番モロさんらしかった頃の事を再確認したい思いで作りました。
 
諸口さんの熱心なファン、多くを知る方々に比べたら笑って、その鼻息で吹き飛ばされそうな端っこの端にへばりついたようなものです。その点、よろしく願います。足りないところは笑って許してください。
 
もう随分以前、正確には1971年頃だったと思う。在阪テレビ局で深夜の新番組が始まるので、そのコーナーに視聴者ゲストとして出ないかと誘われた。
専門学校に通っていた俺は講師が紹介してくれたアルバイトに否応もなく応じた。当時人気の落語家4人が持ち回りでMCをする番組の一コーナーに「サクラ」のゲストとして出た。その出番待ちの薄暗いスタジオの中で突然、記録係の女性に声をかけられた。
 
「モロさん、今日はなに?」
 
いきなり知らない人に声をかけられてポカンとしていると、件の女性は違うなという空気を読んで消えた。しかし日頃、顔を合わせてる業界人が間違えるくらいだったらしい。
 
これが間違えられた第一弾!
 
その後、時期は忘れたがその後だったか、その前だったか、当時住んでいた地域の駅で突然、叔父さんに声をかけられた。
 
「よぉー!久しぶり!」
 
と言われてもこちらは覚えがない。適当にあしらったら「失礼しました」と言われ、そのすぐ後にバス停で再び顔を合わせた。家の方向が同じだったようで仕方なく車内で会話。
「しかし、よぉー似てんな」と言われても、その時は誰の事かさっぱり分からず、そのうち相手が近畿放送のプロデューサーだとわかった。
 
これが第ニ弾!
家にもお邪魔するようになったけれど、当時は小便垂れのようなガキですから座が持たない。早々に帰ったり、できる限り避けるなり疎遠になった。結局、誰と間違えたのか分からずじまいだったが諸口さんのことだろうと後で気づいた。
 
そんなことがあり数年後、諸口さんご本人と某化粧品会社のイベントの仕事で俺はスタッフとして、お会いすることになった。
ウエスタンシャツを着てギターを持った諸口さんに会って、とても複雑な気持ちだった。近くでお会いしたのはそれっきり。
 
そのうち、自分も生活が変わり、ラジオを聞かなくなった。でも、折につけ諸口さんの言葉や話の面白さを思い出す。
 
特に都々逸は印象的だった。
 
「明けの鐘ゴンと鳴る頃 三日月形のクシが 落ちてる四畳半」
 


 

 
   サイト管理人 寂しき牛少年 (Lonsome cow-boy)

 

私が知る元気だったころのモロさん、ある時期のみに限られた内容です。ご承知ください。
 
 何故、このページを始めたのか、ある時期の諸口さんのファンでした。全部を知るわけではありません。私が思う「モロさん」が一番モロさんらしかった頃の事を再確認したい思いで作りました。
 
諸口さんの熱心なファン、多くを知る方々に比べたら笑って、その鼻息で吹き飛ばされそうな端っこの端にへばりついたようなものです。その点、よろしく願います。足りないところは笑って許してください。
 
もう随分以前、正確には1971年頃だったと思う。在阪テレビ局で深夜の新番組が始まるので、そのコーナーに視聴者ゲストとして出ないかと誘われた。
専門学校に通っていた俺は講師が紹介してくれたアルバイトに否応もなく応じた。当時人気の落語家4人が持ち回りでMCをする番組の一コーナーに「サクラ」のゲストとして出た。その出番待ちの薄暗いスタジオの中で突然、記録係の女性に声をかけられた。
 
「モロさん、今日はなに?」
 
いきなり知らない人に声をかけられてポカンとしていると、件の女性は違うなという空気を読んで消えた。しかし日頃、顔を合わせてる業界人が間違えるくらいだったらしい。
 
これが間違えられた第一弾!
 
その後、時期は忘れたがその後だったか、その前だったか、当時住んでいた地域の駅で突然、叔父さんに声をかけられた。
 
「よぉー!久しぶり!」
 
と言われてもこちらは覚えがない。適当にあしらったら「失礼しました」と言われ、そのすぐ後にバス停で再び顔を合わせた。家の方向が同じだったようで仕方なく車内で会話。
「しかし、よぉー似てんな」と言われても、その時は誰の事かさっぱり分からず、そのうち相手が近畿放送のプロデューサーだとわかった。
 
これが第ニ弾!
家にもお邪魔するようになったけれど、当時は小便垂れのようなガキですから座が持たない。早々に帰ったり、できる限り避けるなり疎遠になった。結局、誰と間違えたのか分からずじまいだったが諸口さんのことだろうと後で気づいた。
 
そんなことがあり数年後、諸口さんご本人と某化粧品会社のイベントの仕事で俺はスタッフとして、お会いすることになった。
ウエスタンシャツを着てギターを持った諸口さんに会って、とても複雑な気持ちだった。近くでお会いしたのはそれっきり。
 
そのうち、自分も生活が変わり、ラジオを聞かなくなった。でも、折につけ諸口さんの言葉や話の面白さを思い出す。
 
特に都々逸は印象的だった。
 
「明けの鐘ゴンと鳴る頃 三日月形のクシが 落ちてる四畳半」
 


 

 
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